2日目スタート!まずは絶景特等席での朝食から。
おはようございます。
昨日の曇り空からは一変して、今日は晴れた。
宿の部屋から覗く景色が素晴らしい。
僕は窓枠から見る海景色が大好きだ。
なんだか絵を見ているようで、見入ってしまう。
奥に小さく見えるのが、昨日乗ったフェリー「くにが」だ。

今日は午前中に「西ノ島」へ船で移動する。
昨日の夜、実は気になるスナックがあったのだが、初日で体力を消耗し行けなかった。
西ノ島では、行ってみたい。島スナック。
宿を出発し、菱浦港を目指す。
自転車で5分ほどだ。
港に着いてからは、出発までに少し時間があったため、港で売っていたお弁当をいただいた。
特等席。

お弁当1つで800円くらいだったが、美味しい。旅補正が入っているとしても、美味しすぎた。
魚や野菜、米も地のものを使っており、新鮮に感じた。
お弁当を買ったお店の名前は「島じゃ常識店」。
あまり知られていないけど、隠岐の島では当たり前の商品がずらりと並んでいた。
例えば、サザエカレー。
隠岐では、カレーのお肉の代わりにサザエがゴロゴロ入っているのが当たり前。
昔から、家庭料理としてもサザエカレーが当たり前で、お店ではレトルトカレーとして売っていた。
もちろん購入。
小型船「いそがせ」に乗って、西ノ島の別府港へ。
ほんの10分ほどで到着した。

イカ寄せで有名な隠岐国一宮 由良比女神社へ。
港から自転車を走らせ、隠岐国一宮 由良比女神社 (ゆらひめじんじゃ)へ向かう。
由良比女神社は、「イカ寄せ浜の伝説」で有名だ。
大昔、祭神である由良比女命(ゆらひめのみこと)が、海を渡っていたところ、海に浸していた手をイカが引っ張ったり、噛みついたりして非礼を働いていた。
イカたちはその無礼を深くお詫びするため、毎年秋から冬になると、神社正面の浜辺へ大群で押し寄せるようになったと伝えられている。


境内はまるで森のようで、その中に社が佇んでいる。
普段見る神社とは違い、徹底的に整備されていないような、自然の中にある神社という感じで良い。


イカ寄せ伝説は、伝説だけではなく、実際にも隠岐ではイカが名産品だ。
特に、ケンサキイカやヤリイカがよく水揚げされるようだ。
由良比女神社の目の前にある由良の浜を走っていると、多くの漁船が停泊していた。
よくよく見ると、イカ釣り漁船のようだ。

よーくみると、イカ釣りランプがある。
真夜中にイカ釣りランプを照らして、イカ釣りもやってみたい。

プチ登山!大絶壁の摩天崖へ。馬さんと、牧畑農業を目撃。
由良比女神社からはそう遠くない場所に摩天崖(まてんがい)という絶壁絶景スポットがある。
頂上に行くルートとしては、2つあって、下から歩きで登るルートと、車で一気に頂上まで登るルートだ。
僕の足は自転車なので、当然下からスタート。
で頂上まで片道1時間。道中には馬が放牧されているようで楽しみ。

少し歩くと、アーチ上の岩場を発見。

少し登って、上から見ても綺麗。
僕は登山もするんだけど、特に海が見える山が大好きだ。
特に雨飾山や火打山といった北陸の山は、登山の道中に日本海を望める。
けど、摩天崖はもっと良かった。
崖を登っているだけに、目の前が海というシチュエーションで登山?ハイキング?を楽しめる。
波音も聞きながら、登っていく。



そして馬さんこんにちは。
目の前に3頭の馬さん。2頭は大人で、1頭は子どものようだ。


ずーっと草たべてる。
こんなに近くで馬を見ることは今までなかったので、じっくり観察してしまった。
よく見ると、草を食べる口捌きに無駄がない。
1回の頬張りで、最大限草を取り込んでいる。
ウマビデオをどうぞ。
なぜ放牧しているのかふと疑問に思って調べたら、馬さんのフンで土を育てているのだそう。
隠岐諸島は火山活動でできた島で、土地自体が痩せている。
そこで馬さんに協力してもらい、牧畑農業を行ってきた歴史がある。
牧畑農業を目の前にして、この2つがポイントだと思った。
・使いづらい資源でも、活用方法によって、有効な資源になる
・制約があるからこそ、創意工夫が生まれる
土地が痩せていたから農業をやらない、のではなく、どうしたら農業ができる土を育てられるだろうと先人たちが考え、牧畑農業が生まれた。
結果、隠岐での農業が活性化しただけではなく、牧畑農業という伝統を観光の点でも活用できている。
潤沢で使いやすい資源は、往々にして「そのまま」雑に使われて終わることが多い。
逆に制約のある資源は、「どう組み合わせるか」「どの順番で使うか」を工夫せざるを得ないため、結果的に洗練されたシステムが生まれやすいのではないか。
さらに、制約のある資源は多くの人がスルーする。
その資源を、創意工夫によって活用できれば、自分だけの資源にできる。
日常から、使いにくい、誰も使っていない資源に対して、どう活用できるか?の視点を持ちたいと思った。
うーんでも、ご飯(草)食べて、寝て、うんちして。
それでもしっかりと自分の役割を果たしている馬さん、ちょっと羨ましい。。
そして摩天崖、登頂!
頂上には結構な人数の観光客がいた。
ほとんどは、上まで車で登って頂上散策を楽しんでいる。
けど、下から登山勢にしか楽しめないことがある。馬さんだ。

絵になりすぎる景色。
写真では伝わりづらいが、日本海の深い青が見事だった。

来た道を下って、摩天崖ツアーは完了した。
頂上からの景色も最高だったし、何より馬さん最高!


島後 隠岐の島町へ向かい、地元のおじちゃんと島スナックへ。
摩天崖を楽しんだら、もう夕方。今日の締めは、島後への船旅だ。
西の島から島後へは、フェリーで1時間ほどかかる。
港についてから、出港まで時間があったので、港町を散策。

それでも時間が余ったので、フライング日本酒「隠岐誉」をしてしまった。
地酒のワンカップには、レトロな柄が描かれている。
このカップの柄は、島後のローソク島だろうか。隠岐の雰囲気があって良い。

船に揺られて1時間、旅の最後の島「島後 隠岐の島」に到着。
西郷港だ。



宿泊するのは旅館「竹坊」。
僕はホテルよりも、こじんまり旅館が大好きだ。
子どもの頃、家族で出かけるといつも旅館だったこともあるが、人の距離感が近いのが良い。
宿の女将さん、宿泊のお客さんなど、気軽に話せる空気がある、気がする。
竹坊の女将さんも気さくな方で、海へ行くと話すと一押しの浜を教えてくれた。
コーヒーを飲みながらゆっくり話したいけど、そういうわけにはいかない(笑)。

宿の目の前では、西郷の出雲大社を発見。出雲大社の分院だ。

夜は海鮮が食べたいと、「炉端焼き 青柳」に入った。
サザエが絶品で、鮮度が振り切れていた。採れたてでしょうか。

パクパク食べていると、横に座っていたおじちゃん2人に声かけていただいた。
「お兄さん、どっからきたの?」と。
お二人とも隠岐生まれで、今日隠岐に集まって呑んでいたという。
気さくでジョーク満点のリョウジさんと、気さくでツッコミ役のゴウさん。
若者が隠岐に興味を持って、来てくれたことが嬉しいと、何度言われたことだろうか。
ゴウさんは海士町で教師をされているとのこと。
1日目に訪れた海士町、港からすぐ、学校もあったがそこにお勤めなのだろうか。
リョウジさんも教師をされていた?そうで、そこでゴウさんと知り合ったそう。
その後、スナックへ連れて行っていただいた。
西の島でも行きたかった島スナック、嬉しすぎる…!
スナック「ふうらん」。

地元の方に愛されているスナックのようで、1人では絶対に見つけられなかっただろう。
スナックでもお二人の話を聞かせてもらい、逆に僕の話もした。
ゴウさんからは、自分の興味を武器に、周りの人にもたらすことの大切さを学んだ。
子どもの頃から星が好きだったゴウさんは、今でも自前の望遠鏡で天体観測を続けている。
そして、定期的に島の子どもたちに天体観測の会を開いている。
特に隠岐から見える星は美しく、子どもたちに住んでいる島には、こんなに美しい資源があるのだと、実感してもらいたいとお話しいただいた。
かっこいい生き方だな。
僕の熱中できる趣味は、自転車旅と山登りだ。
ゴウさんのように、熱中するだけじゃなく、周りの人に何かをもたらせるようになりたい。
リョウジさんは、奥さんがいるのに、大好きな同僚がいるらしい。
けど、その話は秘密だった。
リョウジさんは今は、松江にお住まいで、いつでもおいで、案内するよと言っていただいた。
正直、お酒がかなり入っており、深い話はできなかった。
松江もそうだが、隠岐諸島はリピート確定なので、またそこでお話ししたいな。
今回の碧色
摩天崖から見る海。
やっぱり日本海の深いブルーは美しい。

2日の旅は、密度が濃かった。
特に、リョウジさんとゴウさんに出会えたことは、旅の宝だ。
明日は隠岐諸島旅の最終日。隠岐一宮 水若酢神社へ向かう。

